大きな声で人に相談できない、でも実はものすごく深い悩み…。
セックスレスに悩んでいる人は、あなたが思っているよりもずっと多いものです。
旦那さんや奥さん、時には彼氏や彼女という関係間において、セックスレスという問題に直面することがあります。
双方が“セックスをしたくない”と思っているのであれば、さして問題だとは感じないかもしれません。
しかし、どちらか片方がセックスを拒み、もう片方はセックスを望んでいる場合には、セックスレスという状況があらぬ疑いを招いたり、疑心暗鬼に陥って、相手を信用できなくなってしまうという次の問題が生じてくるようになります。
なぜセックスレスになるのか、セックスレスになると、どんな心理状況になり、苦しむことになるのか、その状況が続くとどうなっていくのかについて、今回は確認していきましょう。
セックスレスに悩んでいる人にはその理由を発見できるきっかけになったり、また別れる、離婚を選択する前にお互いに話しあいをして、問題を解決しようと思えるようになるかもしれません。
辛いのはあなただけではない…同じ悩みを抱えて苦しんでいる人はたくさんいる…そんな気持ちも、今のあなたに心のゆとりを作ってあげることもできるでしょう。
セックスレスに少しでも悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
セックスレスが辛い…セックスレスで悩む人は本当に多い！
あなただけじゃない！セックスレスで悩むカップルや夫婦は多い
セックスレスなんて、人に相談できない…そう悩んでいる人は多いかもしれません。
女性の場合には、まだまだ日本では、女性だって性欲があるということを堂々と公言できない環境から抜け出すことができていませんので、セックスレスで自分が悩んでいるということを大きな声で言えないこともあるでしょう。
男性は男性で、自身のプライドが傷つけられることを恐れて、セックスレスに悩んでいるという自分を表に出せなくなってしまうこともあると思います。
それぞれがそれぞれの理由で“セックスレス”を問題にできない現状が、今の日本にはあるのです。
セックスレスは、十分に別れや離婚の原因になり得ます。
そのまま放置して良い問題ではないのだという考えを、まず持たなくてはなりません。
セックスレスと言えるのは1ヶ月間性交渉がない場合
どのくらいの期間、パートナーとセックスがないとセックスレスだと言えるのかという点においても、自分が当てはまるのかどうかを確認するためには必要なことだと思います。
では実際、どのくらいの期間性交渉がない場合に、セックスレスだと認定できるのでしょうか？
その期間に関しては、一般的に1ヶ月だと言われています。
1ヶ月の間、カップル、夫婦の間に性交渉がない場合には、セックスレスとして認定できるというわけです。
付き合ったばかりの時には、または新婚生活中には毎日のように性交渉があったとしても、それがだんだんと減ってきて、週に1回、2週間に1回となり、それが次第に月に1回…そして、1ヶ月半に1回と間が空いてしまうようになります。
突然なくなるわけではないので、ある程度性交渉の回数が減ったことを実感できるまでに時間がかかってしまう場合もあり、自身がセックスレスに陥っているとなかなか認できない場合もあります。
セックスに求めるものがそれぞれ違う
そもそも、セックスに対して男性が求めているもの、女性が求めているものに違いがあるのも、セックスレスという問題が生まれる一つのきっかけになっていると言えるでしょう。
男性は、セックスをしたいと感じる理由はズバリ快楽です。
その一方で、女性は愛情を求めてセックスをしたいと感じる割合が大きいのです。
もちろん、男性は快楽を求めるだけでセックスをしたいと思うわけではなく、女性を満足させることで自信を得ることもできるので、単に快楽だけを求めていると断言することはできませんし、女性だって愛情を求めながらも、快楽を求めていたり、愛されている自信を求めている部分もありますので、愛情だけを求めていると断言することもできないでしょう。
ただ、男女でそれぞれ求めているものの割合が違う、求めているものが違うという部分があるため、相手がセックスに対して求めているものが分からず、そのせいですれ違い、セックスレスという状況を受け入れてしまう、セックスレスの危機が訪れても何もせず、甘んじてセックスレスという状況に陥ってしまうようになるのです。
妻や彼女にだけ性欲がわかない…という男性も
セックスレスの対象が、奥さんや彼女にだけ限られる…という男性もいます。
奥さんや彼女とはセックスをしたいとは思えないのですが、他の女性となれば性欲も湧き、セックスをしたいと思える…というものです。
この原因は様々で、一緒にいることで、見た目に手抜きを始めたパートナーに対して、性欲が湧かなくなってしまうということもありますし、一緒にいる時間の中で、相手に対して信頼を失うようなことがあったり、お互いに愛情を感じなくなってしまうような出来事があったり、相手を毛嫌いするような関係になってしまったりすることで、相手に対して性欲が湧かなくなってしまいます。
特定の相手に対して性欲が湧かなくなることは珍しいことではなく、性欲が湧かなくなるどころか、いざセックスをしようとすると、勃起しなくなってしまうというEDに陥ってしまうこともあるくらいです。
このタイプの男性がセックスレスに陥った場合には、奥さんや彼女とセックスはしたくないが、セックスそのものがしたくないわけではないということで、浮気や不倫に走ってしまうこともあるでしょう。
日本のAV文化が男性のセックスに対する歪んだ考えを生んでいることもある
日本のAV文化は、発達している…と言われています。
しかし、このAV文化こそが、男性のセックスに対する歪んだ考えを生んでいるとも言われています。
AVだからこその世界…というのがあります。
様々なシチュエーションでセックスを行う、そのAVの世界では、それこそ女性を乱暴に扱うこともありますし、痴漢に対して積極的になってしまう女性、レイプされて気持ち良くなってしまう女性など、現実の世界ではあり得ないことがそのまま実現できてしまう、独特な世界が広がっているのです。
しかし、これらの映像はあくまでフィクションであり、実際にそれで女性が喜ぶわけではありません。
AV通りに扱われることで苦痛を感じる女性もいますし、AV通りにしていれば女性は感じるだろうと勘違いしている男性のせいで、セックスに対して恐怖心を感じて、セックスレスのきっかけになってしまうこともあるのです。
男性が、女性の体に対して、または女性が心から気持ちいいと思えるセックスに対して、正しい知識を身につけておかないと、女性側がセックスに対して苦痛を感じてしまうことになり、女性側からセックスを拒まれてしまう原因となってしまいます。
男性が妻やパートナーに対してセックスレスになる原因
妊活に疲れてセックスに苦痛を感じるようになる
男性がパートナーに対してセックスをしたくないと感じ、セックスレスになってしまう原因の一つに、妊活があります。
妊活は、女性一人で行うことではありません。
赤ちゃんが欲しいと思ったら、二人で頑張らなくてはいけないことです。
しかし、頑張るということは、二人が全く同じ気持ちの大きさで、全く同じ気持ちのベクトルを持っていないと、セックスレスの原因となってしまうことがあります。
特に、女性の方だけ、妊活に積極的になっている場合だと、排卵期に合わせて計画的に行わなければならないセックスに男性が苦痛を感じるようになってしまうのです。
本来であれば、愛情を確認しあう行為でもあるセックスですが、妊娠をすることを目的として行うセックスだと、その愛情も感じることができなくなってしまいます。
妊活による計画的なセックスに対して男性は、まるで儀式的なものを感じてしまい、本来の快楽さえも感じることができなくなってしまうのです。
これが原因でセックスレスになってしまう夫婦は決して少なくありません。
奥さんのことが母親にしか見えなくなってしまう
出産や子育てをしている相手を目の前で見ているうちに、だんだんと女性としてパートナーを見ることができなくなってしまい、母親としてしか見えなくなってしまうことで、セックスレスに陥ってしまうことがあります。
一人の女性、自分の性的な欲望の対象として見ることができなくなってしまうということで、セックスをしたいと思えなくなってしまうわけです。
相手に対して愛情がなくなってしまったわけではありません。
愛情はあるけれど、愛情の種類が変わってしまっている状態だと考えることができるでしょう。
一人の家族としての愛情は抱けているけれど、女性としての魅力を感じなくなってしまっていることで、パートナーとセックスがしたいと感じなくなってしまうのです。
加齢による体力面の衰えが原因
年齢を重ねていくと、性欲が減ってしまう男性もいますが、性欲が減ってしまうという気持ちはないにしても、自分の体がついていかなくなってしまう…ということもあり、それが男性の自信を失わせ、セックスレスを招き寄せてしまうこともあるのです。
いざ、セックスをしたいと思っても、疲れてしまっていて、身体がいうことを聞いてくれないというケースもあるでしょうし、セックスをしようと思っても、そもそも男性自身が反応しないというケースもあるでしょう。
それもこれも、全て加齢による体力面の衰えが原因となっているので、男性にとってもどうしようもないわけです。
したいという気持ちはあっても、セックスをしようとするたびにできないという事実を突きつけられて、そこで自信を失い、次第にセックスに対して苦手意識を持ってしまうことになります。
いざパートナーからセックスに誘われても、できないことにストレスを感じ、相手を避けるようにもなってしまうので、パートナーとの関係も悪化してしまうのです。
パートナーの女性の見た目の変化に性的対象として見られなくなってしまった
パートナーの女性が、年齢を重ねていくことで自然にホルモンバランスに変化が起こるなどという理由で、体型が崩れていくことで、相手に対して性的な欲求が起こらなくなってしまうということがあります。
相手に対して性的な目で見ることができなくなってしまうので、セックスをしたいというという気持ちにはなれなくなってしまいます。
出産をしたり、年齢を重ねていくことで、普通に生きていればどうしても若い頃と同じスタイルでいることは難しくなりますし、肌が衰えてしまうこともあるでしょう。
それも含めて相手を愛してあげることができれば良いのですが、それができなくなってしまうと、相手の変化に対して気持ちが対応できず、セックスレスに陥ってしまうのです。
ついつい飽きちゃう…セックスのマンネリ化
セックスがマンネリになってしまったと感じることで、セックスレスになる場合もあります。
長いこと一緒にいて、いつもセックスをしている関係であれば、セックスをする際の流れも何となく想像がついてしまって、“どうせ次はこうして、こうなるだろう”とセックスの流れを全て想像できてしまうので、面白くない、刺激がないと感じられてしまうのです。
刺激のないセックスを退屈だと思う男性は多いことでしょう。
よほどパートナーと体の相性が良いと感じられないと、大半の場合いつも同じ流れのセックスではそう長く持たず、飽きてしまうことになります。
そのため、パートナーとのセックスは“＝面白くない”とか、“＝飽きた”と感じられるようになり、パートナーとセックスしようと思えなくなってしまうのです。
刺激的なセックスが必ずしも必要なわけではありませんし、時には穏やかでまったりと過ごすセックスの時間も大切ではありますが、そんなセックスをするためにも、マンネリは避けておかなければなりません。
マンネリによって、相手とのセックスがつまらない、飽きたと感じられてしまうことで、そもそも相手とセックスしたいと思えなくなってしまうのです。
お互いの性的嗜好が違うことがセックスレスの原因に
人にはそれぞれ性的な嗜好というものが存在します。
それは、本当に人によって様々で、シチュエーションであったり、コスチュームであったり、好きなものが存在するのです。
しかし、セックスは一人でするものではありません。
二人でするものなので、自分の性的な嗜好だけを相手に突きつけるわけにはいかず、相手がそれを受け入れてくれないと自分も満足できないという、追い詰められた状態に陥ってしまいます。
そして、自分の性的嗜好を受け入れてくれない相手に対して、“この相手とセックスをしても面白くない”と感じられる原因となってしまうのです。
この場合には、自然に自分の性的な嗜好を受け入れてくれる相手に対して魅力を感じるようになるので、パートナーが自分の性的嗜好を受け入れてくれなくなると、他の相手に目が行くようになり、浮気や不倫を招くことになってしまいます。
誘って拒否された経験によって傷つき、パートナーを誘えなくなった
いつでもパートナーと自分がセックスをしたいと思えるタイミングが一緒…というわけではありません。
男性がセックスをしたいと思っているタイミングで、必ずしも女性もセックスをしたいと思えるものではないでしょう。
しかし、断る方法に失敗してしまうと、セックスレスのきっかけになってしまうことがあります。
男性は、セックスにおいてプライドを消し切ることはできませんから、誘った時に、パートナーからこっぴどく誘いを拒否されてしまったなんて出来事があると、自分のプライドを傷つけられてしまったことで、相手に対して2度と誘えなくなってしまうのです。
これが原因で、セックスレスに陥ってしまう夫婦は少なくありません。
性欲がなくなってしまったわけではないけれど、誘った時にまた断られ、拒否されて、プライドが傷ついてしまうのを恐れて、パートナーとセックスをしようと思えなくなってしまうのです。
普段からコミュニケーション不足が原因でセックスレスに
セックスレスに陥るのは、普段からのコミュニケーションが足りていないことが原因となる可能性もあります。
会話がない、今日どんなことがあったか、何を見て何を感じたかということを、お互いに会話をして理解しあう、共有しあうということ。
そんなコミュニケーションが足りていないのかもしれません。
朝の挨拶、いってらっしゃいという言葉、相手の顔を見て食事をすること。
そんな相手と過ごす何気ない時間が、二人のセックスレスを解消してくれることだってあるのです。
コミュニケーションもなし、ただセックスだけすればコミュニケーションを取れていることになるだろうという考えは間違いです。
たくさんの、お互いを理解するための時間を使って、セックスレスを解消していく、回避していくことができるということを忘れてしまうと、セックスレスに苦しむことになってしまいます。
セックスレスが辛くなる理由で一番怖いのは自信がなくなること
女性としての自信が持てなくなる
セックスレスに陥ってしまうと、女性は自分に自信をなくしてしまうことになります。
パートナーにセックスに誘われないという状況が、自分の女性としてのプライドを傷つけられて、立ち直れなくなってしまうのです。
恋愛において、結婚において、女性にとって相手が全てとなっているのですから、その相手に女性として意識されていない、女性として魅力が感じていないと思われていると思い込んでしまうことで、完全に自信をなくしてしまうことになります。
パートナーに愛されていないと感じる
セックスレスになってしまうと、相手に愛されていないのでは…と感じることになってしまいます。
自分が愛されていないから、セックスをしてくれないのだ、セックスに応じてくれないのだと感じるようになるのです。
もちろん、セックスが全てというわけではありませんし、セックスによって相手の愛情を全て感じ取れるわけでもありません。
しかし、女性にとってセックスは、相手の愛情を体で感じ取ることができる、大切な行為の一つなので、それがなくなってしまうとなると、相手に愛されているのかどうかが分からなくなってしまいます。
それによって、自分は愛されていないと思い込み、傷つき、深く悩むようになるのです。
周囲に気軽に相談できるないようではないからこそ一人で苦しんでしまう
セックスレスを気軽に相談…というのはなかなかできないものです。
よほど気を許して話ができる友達がいないと、なかなかセックスレスに悩んでいることを相手に相談できるというシチュエーションにはならないのではないでしょうか？
セックスレスに深く悩んでいても、それを相談できる相手がいるかいないかというので、その悩みの深さに関しても深く関係してくると言えます。
パートナーとのセックスがないことに悩んでいる…その事実はあっても、人によっては、それがなぜ悩んでいるのか、自分がセックスレスになったことに対して何を感じているのか、何を不満に思っているのかということを、理解できていないこともあり、セックスレスに悩んでいることが、自身が欲求不満だと大きな声で叫んでいるように感じられてしまい、恥ずかしい、人には言えないという結論に至ってしまうのです。
愛情を感じられなくて寂しいとか、浮気や不倫をされているのではと不安になってしまうという気持ちがはっきりしているのであれば、人に相談することもできるかもしれません。
人に相談することができれば、少しでも気持ちが軽くなるものですが、言えないと自分の中で悩みが堂々巡りしてしまうので、解決もできず、余計に悩みが深くなってしまうのです。
私はいらない人間？パートナーに必要とされていないように感じる
パートナーに性的に求められないことは、女性にとって自分が用なしだと言われたかのような気分にさせてしまうことにもつながります。
女性の中には、体を求められてこそ自分の存在価値がある…と感じられる部分が確かに存在します。
そのため、セックスレスに陥ってしまうと、自分の存在価値が大きく失われたような気持ちになってしまうのです。
パートナーに必要とされていないという感情は、気持ちを荒ませてしまうことにもなりますし、パートナーに対する不信感を強くするきっかけにもなってしまいます。
必要とされていないという感覚は、想像以上にその当人に対して悪い方向に作用することになります。
何もやる気が起こらず、無気力になってしまったり、子育て中の母親であったりすれば、子供の面倒を見るのも嫌になってしまうなんていうこともあるので、かなり問題だと言えるでしょう。
セックスレス以外にも不安を抱えるようになる
最初はセックスレスだけが問題だったはずなのに、気づけばあれもこれもと不安が大きくなってしまっているということもあります。
セックスレスになっていることで、自信がなくなったり、パートナーが浮気しているのかと疑うようになったりと、精神的に参ってしまうことで、常に不安ばかり抱いて生活するようになってしまうのです。
最初はセックスレスになって、相手と性交渉が全くないことだけを悩んでいたはずなのに、その悩みを起点として、あれこれと悩みが枝分かれして、いつの間にか、せっクスレスのこと、パートナーとの関係のこと以外にも悩みが増えていってしまいます。
気づけば、寝ても覚めても、パートナーがそばにいてもいなくても、悩みや不安が消えなくなってしまい、気持ちが常に落ち着かなくなってしまうようになるのです。
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してくれないのはなぜ…？パートナーの浮気や不倫を疑ってしまう
セックスレスになると、セックスしてくれないのは私とだけ…という気持ちになるため、相手が浮気しているのではないかとか、もしかしたら不倫しているのではないかなどということを考えてしまうようになります。
確かに、セックスレスになるのがパートナーに対してだけ…というケースもあることはありますので、疑いたくなる気持ちもあるでしょう。
しかし、必ずしも、そうではなく、女性側に原因がある場合もあるわけですし、セックスレスだからといって、パートナーが他の女性とはセックスしていると決めつけることはできません。
それでも、自分に心の余裕がなくなってしまうことで、相手を疑い、疑心暗鬼の気持ちが常に心の中に存在しているようになると、相手の気持ちを考えず、相手が傷つくようなきつい言葉を放ったり、一方的に相手を責めるような言葉を放ったりしてしまうので、余計にパートナーとの関係が悪化してしまいます。
セックスレスが続くと相手の愛情を疑いやすくなる
イライラが募り、ケンカが増える
セックスレスが続くと、自然と喧嘩が増えると言われています。
片方がセックスレスに悩んでいる、セックスレスであることを嫌だと思っている場合、セックスレスが解消されないことに苛立ちを抱えて、相手と話し合おうとする夜も先に、相手に対して冷たい態度をとってしまったり、八つ当たりしてしまったりするので、喧嘩に発展してしまうようになるのです。
セックスレスの原因は、必ずしもどちらか片方に非があるわけではありませんので、この場合、お互いに相手に対して責任を押し付けようとしてしまうこともあります。
全て相手のせい…お互いがその気持ちを捨てきれないことで、余計にその喧嘩は激しいものになってしまうかもしれません。
そうすると、落ち着いて話し合いをすることもできないので、二人の距離は縮まらないままとなってしまうのです。
セックスレスでストレスが溜まると浮気や不倫に走ることになる
セックスレスに対してストレスを感じている場合や、セックスレスであることを相手に責められた場合など、パートナーに対して苛立ちが募ったり、パートナーに対して大きな不満を抱えたままで過ごすことになると、浮気や不倫に走る可能性も高くなります。
男性は基本的にセックスに対して快楽を求める割合が大きいのですが、浮気や不倫に走る場合には、その浮気相手、不倫相手に対して、心の癒しを求めてしまう場合もあるのです。
そしてこのような理由で浮気や不倫をした場合には、一度きりにはならず、長期間に渡る浮気、不倫となり、状況次第、相手との相性次第では相手に対して本気になってしまうこともあります。
女性向け性風俗やマッチングアプリなど気軽に相手を探したくなる
パートナーに対して不満を持った場合に、浮気や不倫に走るのは、男性だけではありません。
女性の場合でも、女性向けの風俗に走ったり、マッチングアプリを使って気軽に体の関係を持つことができる相手を探すという行動にでることがあります。
マッチングアプリなどは、最近では本人確認書類の提示がないと登録できないなど、安全面も強く重視されるようになってきているので、安心して使うことができるようになってきている、それもこのような女性の行動の原因となっていると考えることができるでしょう。
彼氏と別れる気はない、旦那と離婚する気はない、で欲求不満を満たしたい…そんな気持ちを持った場合には、浮気という感覚を鈍らせる女性用風俗を使ったり、一度きりで後腐れのないマッチングアプリでの関係を求めるのです。
全ては自分の責任…自分に魅力がないせいと思ってしまう
「こうなったのは全て自分のせい」と自分だけを責めてしまうようになる場合もあります。
全ては自分の責任であり、自分に魅力がないこと相手を満足させてあげられないことが原因でこうなってしまっていると、自分ばかりを責めてしまうようになると、気持ちがズンと落ち込んでしまい、セックスレスを解消する方法が見えて来なくなってしまうこともあるでしょう。
こうなってしまうと、自分ばかりを責めてしまうので、セックスレスを解消することができなくなってしまいます。
そのため、相手と話し合いをしようとか、相手にも原因があるのではないかなど、本来のセックスレスの原因に目を向けようという気持ちも生まれなくなってしまいますし、本当の意味でセックスレスを解消することもできなくなってしまうのです。
本当は全て自分の責任というわけではないかもしれないのに、自分に責任があると思い込み、改善しようとあれこれ行動に出るうちに、かえってから回ってしまうこともあり、相手に引かれる、鬱陶しいと思われるなど、悪循環に陥る可能性もあるでしょう。
相手の愛情が無くなったと思うようになる
セックスレスだからといって、必ずしも相手の愛情が完全に消えてしまったというわけではありません。
本来の恋人として、異性としての愛情から、家族としての愛情へと変化しただけであり、愛情の種類が変わってしまったことで、セックスでは愛情を確認する、愛情を表現するような関係ではなくなってしまった…けれど、愛情が消えてしまったわけではないといケースもたくさんあるのです。
しかし、これまでの愛譲表現はセックスで補っているところがあったというカップル、夫婦の場合には、これがなくなることで相手がもう自分を愛していないのではないか…と不安になってしまうことがあります。
そうすると今度は、「ではパートナーは今、誰を愛しているんだろう？」という純粋な疑問が浮かび上がってくることでしょう。
自分ではない誰かを愛しているから、自分とセックスをしなくなったのではないか？と考えてしまうのです。
一度このような気持ちが生まれてきたとすると、相手を疑う気持ちを消し切ることは容易ではありません。
少し帰りが遅いだけで、浮気しているかも、他の人と会っているのかもしれないと思うようになり、相手が一人で出かけようとするだけで、浮気しに行くのではないかと疑うようになり、余計に気持ちが荒んでいくようになってしまうのです。
相手がクロではなかったとしても、相手を疑う気持ちを消し切ることができないので、相手に嫌な思いをさせて余計に心の距離が空いてしまうようなこともあるでしょう。
一生このまま誰とも肌を重ねることがないのか考えるようになる
セックスがないと生きていけないというわけではありません。
しかし、やはり生きている中で人肌が恋しいと感じる瞬間はあるはずです。
女性だって性欲がありますし、セックスをしたいと感じることはあります。
それは決して恥ずかしいことでも、いけないことでもないのです。
そんな欲求が満たされない生活を送っていると、自分がこのまま一生誰とも肌を重ねることがないまま生きていくのではないかという漠然とした不安を抱くようになります。
人と肌を重ねないと死んでしまうわけではありませんが、少なくとも心の健康が失われる可能性はあるでしょう。
それを分かっているからこそ、不安に押しつぶされて、耐え難い苦しみを味わうことになるのです。
セックスレスで辛い時、別れや離婚を考える前に試してみてほしいこと
普段からのスキンシップの回数を増やしてみる
セックスレスで辛い時、一度、何が辛いのかを考えて見てください。
セックスそのものがなくて辛い、セックスがしたいと思っている人もいるかもしれませんが、恐らく多くの場合は、パートナーとのスキンシップがなくなってしまっていることが耐えられないと感じているのではないかと思います。
そのため、セックスがないから別れる、離婚するのではなく、まずはパートナーとのスキンシップの回数を増やしてみるようにしましょう。
買い物に出かけた際に手を繋ぐ、家の中で二人で過ごしている際に、隣に座って肩と肩をくっつけてみるなど、スキンシップの回数を増やすことで、セックスレスに悩み、ギスギスした二人の関係を改善することができるはずです。
うまくいけば、お互いに愛情が戻ってセックスレス解消になるかもしれませんし、そこまでうまくいかなかったとしても間違いなく二人の間での関係は良い方向へ向かっていくはずです。
相手のストレスの原因は何？理解して取り除いてあげる努力を
セックスレスになってしまった原因は何か…相手が抱いているストレスとは何か…それについて考えて、理解してあげようとすることも大切です。
直接的にセックスレスに結びつくような原因がなかったとしても、何か他に、巡り巡ってセックスレスに陥る原因となってしまったストレスの要因があるはず。
そう考えて、相手のストレスの原因を理解して取り除いてあげられるよう、努力してみるのも良いと思います。
相手に対して直接聞き出してみるのが一番手っ取り早いので、落ち着いて会話を交わす時間を作ってみることから始めてみましょう。
現段階で、あなたとパートナーの関係が完全に冷え切ってしまっている場合には、ストレスの原因を聞き出すより先に、今現在の二人の関係を改善させるべく、会話の回数を増やすことが目的となりますが、相手も心を開き始めてくれれば、何が辛いと思っているのか、何に疲れているのかなどを話してくれるようになるはずです。
辛いと感じてしまうと、いつの間にか辛いのは自分だけのような気持ちになってしまうことがありますが、辛いのは相手も同じだと考えてみるようにしましょう。
そうすれば、自然とあなたも心にゆとりを持って彼と接することができるようになるはずです。
いつもと違うセックスの演出でレス解消
セックスレスの原因がセックスのマンネリ化である可能性もゼロではありません。
パートナーとのセックスに飽きてしまったことで、興奮できなくなってしまったとか、妊活のためのセックスで、義務的に、儀式的に行うようになったセックスを苦に感じるようになってしまったなどという理由でセックスレスに陥ってしまった場合には、いつもとは違うセックスに興じることで、セックスレスを解消することができる可能性は大きいのです。
セックスレスになってしまったら、まずはセックスのマンネリ化を疑い、いつもとは少し違うシチュエーションでセックスをしてみるよう、相手に働きかけてみましょう。
これまでは完全にノーマルなセックスしかしていなかったのであれば、ちょっと違うことに挑戦してみると良いかもしれません。
目隠しをしてみるとか、コスプレに挑戦してみる、家の中で、ベッドの上以外で愛し合ってみるなど、できる範囲からで構いませんから、いつもとは違う楽しみ方をしてみてください。
それがきっかけになって、今度はあれをしてみよう、これにも挑戦してみようと探究心が出てくることで、セックスレスを解消できるかもしれません。
重たい雰囲気はNG…パートナーと“軽い”雰囲気で話し合う
セックスレスは、悩んでいる人からすれば当然、重たい悩みではありますが、パートナーと話し合う時には、深刻に、大問題であるとアピールして相手に話し合いを求めるのではなく、できるだけポップな雰囲気での話し合いの場を作ってみると良いと思います。
あまり重たい雰囲気で話し合いを持ちかけてしまうと、相手に面倒臭いと思われてしまい、ちゃんと話し合うことができなくなってしまいますし、重たい話だという認識を持っていると、あなた自身もなかなか相手に切り出せなくなってしまいます。
確かに重たい悩みではありますが、出だしはそれを感じさせないで相手に相談を持ちかけると、相手も話に乗ってきやすくなりますので、出だしはあくまで軽い雰囲気で、話し合おうと持ちかけてみるといいでしょう。
将来について互いのビジョンを話し合う
男性と女性では、将来に対するヴィジョンにズレが生じることは当たり前と言えば当たり前です。
男性は社会的な自分の立場であったり、一家の大黒柱として家族を養っていけるのか、経済的な面などを重視して結婚に対するヴィジョンを作成します。
しかし、女性の場合にはそれ以上に年齢に重きを置いて将来のヴィジョンを作ることがほとんどなのです。
女性の場合には出産をする年齢が何歳で…と、リミットを作って考えてしまうので、結婚してもなかなか子供ができないと焦ってしまうことがありますし、その焦りを相手にぶつけてしまうこともあります。
ただ怒りをぶつけたり、イライラをぶつけるのではなく、相手と自分の間にある将来に関するヴィジョンのズレを見つけてみることから始めてみるのはいかがでしょうか？
男性も女性も、お互いの持っている将来に対する考え方を理解できていない場合もあります。
漠然と早く結婚したい女性と、なかなか結婚したくない男性として相手を認識するのではなく、なぜ早く結婚したいのか、なぜ結婚したくないのか…ということを、理由づきで理解してあげようとする前向きな気持ちを持つようにしましょう。
分かり合うことができれば、セックスレス解消のための方法も見えてくるようになります。
相手が今何を優先しているか考える
セックスレス＝相手への愛情が消えたと考えてしまうのはNGです。
何か理由があるかもしれないとまず考えてみるのが正解だと言えるでしょう。
相手がセックスを必要としない人になってしまっているのは、何かセックス以上に優先させたいことがあるからかもしれません。
仕事が変わったり、新しい仕事を任されたり、会社内での立ち位置が変わったことで、何よりもまず仕事をしっかりとこなさなければならない…と、仕事だけに重点を置いた生活を送り、仕事にエネルギーを100％使うことで、そのあとにパートナーとセックスをしたいと思えなくなってしまっている可能性もあります。
何か悩み事があり、それを解消しなければならないと考え、それに対してエネルギーを使い切ってしまっているので、結果的にセックスがしたいと思えないほど、心の余裕がなくなってしまっている可能性もあるでしょう。
相手が今何を優先しているのかということをちゃんと理解してあげられれば、あなたの悩みやセックスレスの原因ではと思っていたことが実は違ったということが分かり、心にゆとりをもつこともできるようになります。
現在の状況を悪い方に勝手に受け止めてしまうのではなく、状況をちゃんと判断して、的確に改善するための方法を探すため、落ち着きを取り戻すことも大切なのです。
カップルには特に恋愛の主導権がお互いにあることを考えて
カップルなのであれば、恋愛の主導権がお互いにあるのだということを理解しなければなりません。
セックスをしたいと言い出すのがいつも男性の方からであれば、女性からは誘ってはいけないのだと考えてしまうこともあるかもしれませんが、それは間違いです。
恋愛において、二人が一緒にいる中で生まれる全ての出来事について、主導権が片方にしかないということはまずあり得ません。
それは、恋愛ではなく、ただ管理されているだけ、相手に支配されているだけになってしまいます。
恋愛の主導権はお互いが握っており、何につけても二人で話し合いをし、二人で解決していく、相手の気持ちをお互いに優先して行動することが必要となるのですから、セックスレスを解消するためにはもちろん、それ以外でもこの事実を忘れてはいけません。
自分に主導権がないと思い込んでしまうと、必要のない別れを選択してしまったり、いつまでも動き出せずこのまま悩み続けることになってしまうでしょう。
セックスレスのことばかり考えないで好きなことに没頭してみる
セックスレスの悩みは、人に言えなかったり、相手を疑ってしまうことで怖くて相手に話題を持ち出すこともできないなどして、どうしても一人で悩みを抱え、心の中で答えの出ない堂々巡りな考えを続けてしまいがちです。
しかし、セックスレスのことばかり考えていてしまうと、本当に寝ても覚めてもそのことばかりが頭の中を巡ってしまい、他のことを考えることができなくなってしまいます。
セックススレスの問題から一度頭を離して、好きなこと、今だからこそできることに没頭してみると良いと思います。
時には、セックスレス以外のことに目を向けてみるのも良いでしょう。
セックスレスの問題から一度頭を離して、好きなこと、今だからこそできることに没頭してみると良いと思います。
趣味でも良いでしょう。
好きなことや今できること、趣味に対して夢中になることで、一度自分の中で広い割合を占めてしまっているセックスレスの問題を、少しでも“大したことない”と思えるレベルまで、占有率を下げさせてしまうのです。
そうすれば、不思議といろいろなことが見えてきたり、心にゆとりができて、セックスレスについても切羽詰まった感じではなく、ゆったりした気持ちで向き合うことができるようになるでしょう。
夫婦間では疑似恋愛体験をしてみるのもありかも
浮気したり、不倫したり、マッチングアプリで実際に会えてしまう相手と連絡をとってみたり。
そんな、本当にしてはいけない恋愛体験をすると、いざそれがパートナーに知られたときに離婚の真っ当な理由となってしまいます。
別れたいわけではない、離婚したいわけではない、本当はただパートナーとセックスがしたいだけというのが本心だったとしても浮気をした、不倫をしたら、それは本心だとは思えないでしょう。
本当の浮気はNGですが、芸能人やアイドル、小説やゲームなどで、擬似的な恋愛体験をしてみるのは良いのではないかと思います。
安全に、浮気をする。
言い方は おかしいですが、これによって相手の気持ちを測り知ることもできますし、相手に対してジェラシーを感じることで、愛情を再確認できるなんて言うこともあります。
お気に入りを作って、恋愛の擬似体験をしてみると、それがパートナー間でのお互いのスパイスになるかもしれません。
彼の過去の浮気が原因でセックスできなくなってしまった…別れる覚悟も
彼の過去にした浮気が原因で、相手のことを不潔だと感じ、体に触れられるのが嫌だと思ってしまう女性は少なくありません。
そのため、もし、相手の浮気が原因であなたがセックスを拒む形となり、その結果セックスレスが続いているのであれば、それに対してあなた、もしくは彼のどちらかが違和感を抱いてしまった時点で別れを覚悟する必要もあります。
相手のことを不潔だと感じ触れられたくないと感じてしまうほどなのであれば、その感情はなかなか回復することはないでしょう。
あなたが辛い、でも彼も辛い…それを解消するのはもはや別れのみとなってしまうこともあるのだと、あらかじめ彼の浮気が原因で陥ったセックスレスに対しては、別れる可能性もあることを心に留めておくようにしてください。
セックスレスが辛い時には冷静に話し合う事が大事
セックスレスは一人で悩んでいても解決できる問題ではありません。
放置していれば、放置していただけ、根深い問題となっていきますし、解消するための道も見失ってしまうようになります。
セックスレスをなんとかしたいと感じたのであればまずはあなた自身が冷静になることです。
そして、冷静になったところで、パートナーと落ち着いて話ができる場所を作ってみましょう。
あなたが悩んでいるのと同じように、パートナーも悩んでいるかもしれません。
一人の悩みではなく、二人の悩み。
一人の問題ではなく二人の問題。
つまり、一人で解決するものではなく二人で解決していかなければいけない問題なのだということを改めて認識し、解決したいのであれば二人で力を合わせることを第一に考えていきましょう。
解消するためには今以上にお互いに興味を持ち、今以上にお互いを尊重していくことが求められるのです。
不安にならなくても大丈夫。
この大きな問題を乗り越えることができれば、あなたとパートナーは今よりももっともっと強い絆で結ばれることになるでしょう。
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